いわき市泉町珈琲と紅茶ウェルハースの歴史………………「天空の城に翔けた想い」第1話

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この写真の建物は、湯の岳時代のウェルハースです。
(1999年6月9日〜2007年12月20日-湯の岳で営業)
 
【ウェルハースの始まり〜1999年6月9日いざ開店！】
オープン前日
明日のための仕込みと準備を終え
妻と2人で
湯の岳を下り始めると
東の空は、すでに明るくなり
鮮やかな朝焼けに染まっていた。
今日から始まる期待と不安
自分の想いの実現を叶えた興奮が
眠さの感覚を麻痺させていた。
そして、数時間後
私は緊張した面持ちで
店のカウンターに立っていた。
 
最初のお客様へ
お出しする紅茶を
細心の注意を払って淹れた。
そして、自分の淹れる
珈琲や紅茶のすべてに
この想いを込める・・・と
心に決めていた言葉をつぶやく
 
「この珈琲、紅茶を飲んでくれた
全ての人の心が癒されますように」
この言葉を念じたとき
このお店のオープンまでに
協力、応援してくれた
皆の顔が頭に浮かび
感謝の気持ちで一杯になり
涙が出そうになった。
「ありがとう・・・・」
ウェルハースのすべては
この一杯から始まった。
 

写真は当時のお店からの景色です。
標高400メートルの場所でした。
当時、お店のすぐそばに
パラグライダーの発着場があり
飛んでる人達がお店から見えました。
 

写真は現在のウェルハースです。
 
【湯の岳からいわき市泉町へ】
かつて、湯の岳の7合目付近にあった
「紅茶の店ウェルハース」は
私が全身全霊をかけ、
魂を込めた
私の《命》とも言える店でした。
8年間営業させていただき
その間多くのお客様に
ご来店いただいておりましたが
私の体調不良により
閉店せざるを得なくなってしまいました。
 
現在は、いわき市泉町で
「自家焙煎珈琲&紅茶ウェルハース」として
販売のみで営業しておりますが
湯の岳店の8年間は私にとって
多くの事を学び体験した貴重な時間でした。
 
そこで得たことが
現在の私の価値観や人格を
形成してくれたといっても
過言ではありません。
 
あの時の想いを風化させたくない…
そんな気持ちで何かを残したいと思い
ここに書き留めることにしました。
あの店に来てくださった人達、
そして、あの店の存在すら知らない人たちにも
湯の岳という山の上で
たった一軒だけで
孤軍奮闘していた…
そんな店があったことを
記憶の片隅に
残しておいていただけたら
とても嬉しいと思っています。

 
続いて第2話の記事は以下です↓
いわき市泉町珈琲と紅茶ウェルハースの歴史
「天空の城に翔けた想い」第2話
 
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自家焙煎珈琲と紅茶の専門店ウェルハース
住所：福島県いわき市泉町1-21-12 エムビル1F
https://www.facebook.com/welhearth358
電話：0246-56-7500
平日と日曜日：10時〜18時
定休日：土曜日
駐車場：2台
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